自分で「辞めます」と言えない人たち

最近「退職代行」というサービスがあるそうだ。

弁護士(など)が代理で「〇〇さんがあなたの会社を辞めたいと言っています」と連絡するそうだ。

 

私の率直な感想は、「自分で直接『辞めたいです』と言いなよ」と思います。

 

このサービスについて是非を言うつもりはありません。

そういう時代なのだと思います。

もちろん、なかにはとんでもない会社もあって、「辞めたいです」と言ったら何をされるかわからない、身の危険を感じる、というケースもあるのだと思います。

 

いつもの事業承継の話に目を転じましょう。

 

後継者がいないから自分の会社を売りとばして、「私は事業を承継しました」というオーナー社長がいるそうだ。

 

このことについても私は是非を言うつもりはありません。

会社を売却することが悪いことだとはこれっぽっちも考えていません。

 

ただ、いつも繰り返し述べているのは「『会社を売った』ことと『事業を承継した』こととは別の話ですよ」ということです。

 

「6年1組は3学期の学級委員長を決められませんでした」

→「そのため6年2組に吸収されることになりました」

 

なんか寂しい小学校ではありませんか?

6年1組は6年2組に「承継」されたのでしょうか?

 

 

 

あっ!もしかして!

 

オーナー社長も自分で『辞めます』と言えない?

 

だから突然に会社を売ってしまうのか?

〇千万円もの仲介手数料を払ってでも。

 

自分から『もう社長を辞めたいんだ』とは

言えない。

 

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