私は明日死ぬかもしれない
「私は明日死ぬかもしれない」
そんなことを言うと驚かれる方も多いかと思う。
この林という男は誰のことを「明日死ぬかもしれない」と言っているのか?
それは私自身だ。
何か病気でもしているのか?と私に尋ねたくなるだろうか?
そんなことはない。
ダイエットに成功して13キロも減量してむしろ以前より健康だと思う。実際、私は風邪もほとんどひかない。
けれど、私は毎日「明日死ぬかもしれない」と考えて生きるようにしている。
有名な『七つの習慣』という本に、「重要だが緊急ではないことにどれだけ取り組めるか?」というテーマがあったと思う。
「明日死ぬかもしれない」と考えると、「いつか実現したい」と考えていたことが「緊急」になる。
事業承継など、基本的にどんな社長もやりたくない。できれば目をそむけていたい。
そもそも自分が死んだ後のことを考えるなどということが、果たしてできるのだろうか?
しかし、更に一歩考えを進めてみてほしい。
もしも「明日自分が死ぬ」と考えてみたら。
逆に言えば人間はたいてい「しばらく自分は死なないだろう」と考えている。
もしも「明日自分が死ぬ」ならば。
どうしてもやっておきたいことは何ですか?
自分が愛してきた仕事が、自分が生きてきた証であるあなたの会社が、どうなってもいいと考えられますか?
「事業承継」という言葉は一度忘れてください。
人生の最後の一日に「これだけは必ずやる」と思うことは何でしょうか?
もう一度言います。
この林という男は誰のことを「明日死ぬかもしれない」と言っているのか?
それは私自身だ。
また同時に、それはこのブログを読んでいるあなた自身だ。